「ナイアガラからレイク・プラシッド 」その2
次の日はカナダの首都であるオタワに行き、国会議事堂や運河などを観光する。ニューヨークも東京と比べると湿度が低いが、カナダの都市はいずれも湿度が低いので、空気が澄んでおり、写真の風景が見事に再現される。オタワで宿泊したのはホテル・シャトー・ローリエであったが、現在はFairmont Château Laurier と名前が変わっているようである。
オタワからモントリオールに向かう。北米一のステンド・グラスと言われるノートルダム聖堂、パリの風情が漂うオールド・モントリオール、万国博覧会の跡地の公園、オリンピック公園などを巡った。因みにトロントとオタワはオンタリオ州であるが、モントリオールはケベック州でフランス語圏であり、道路標識なども、モントリオールでは英語とフランス語が併記されていたと思う。ケベックの町には、まだ単身赴任の時期に遊びに行ったが、ケベックへ向かう途中から道路標識がフランス語のみになった記憶がある。ケベックでは、シャトー・フロンテナックというホテルがイギリスの女王陛下もお泊りになるホテルとして有名であり、まさにシャトーという名の通りの立派な建物であった。モントリオールから南下して、ニューヨーク州の北部にあるレイク・プラシッドに到着する。ここは一九三二年に冬季オリンピックを開催した場所であり、また次回の一九八〇年に第二回目の冬季オリンピックが予定されているところである。九月なのに寒くて長男にもセーターを着せたほどであった。ミラー・レイクの近くのモーテルに泊まる。
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