「雪の日のブロンクスビル」

 次男の誕生予定日は、私と長男の誕生日である一月一九日に近く、親子三人ともに同じ日になるのかと思ったが、実際には一月二六日であった。当日は雪の日で、私は会社に出ており、産気づいて入院するというのでブロンクスビルのローレンス・ホスピタルに向かった。しかしかなり時間がかかってやっと元気に次男が生まれてきた。Kという漢字には磨けば玉となるという意味があるそうで、それが気に入って命名をした。

一九七八年の四月には二歳三か月の長男と三か月の次男を連れて、五年振りに一時帰国をすることとなり、まず広島に帰り、それから今度は若狭の神子にある妻の実家に行き、二週間の一時帰国を楽しんだ。


浴衣姿の息子たち


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