「洋画 『草原の輝き』など」

高校生時代に記憶に残っている西部劇映画はジョン・ウェイン監督・主演の『アラモ』、スティーブ・マックイーンが若々しかった『荒野の七人』などである。マックイーンはテレビ番組の『拳銃無宿(WANTED DEAD OR ALIVE)』でも有名であった。

 大学生になってからは憧れの女優であったナタリー・ウッド、ウォーレン・ビーティ主演の『草原の輝き』、同じくナタリー・ウッド、リチャード・ベイマー、ジョージ・チャキリス、リタ・モレノが演じた作曲レナード・バーンスタイン、監督ロバート・ワイズ、振付ジェローム・ロビンスの『ウェスト・サイド・ストーリー』は三回ほど見た。後にニューヨーク勤務となった折に、ウェスト・サイド地区の恐ろしさを知ることとなった。

 大学四年生かもしくは銀行に入った頃に見た映画で印象的なのは、リュドミラ・サベリーエワの『戦争と平和』、そして『ひまわり』である。『ひまわり』の方はソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニが共演であったが、ロシア人女優での最高の華はリュドミラ・サベリーエワではなかろうか。『男と女』のアヌーク・エメも色っぽかったが、アニエス・ヴァルダ監督の『幸福』を演じたマリー・フランス・ボワイエもしっとりとした清楚な美しさを持った女優であった。 

Splendor in the Grass

William Wordsworth

Though nothing can bring back the hour 

of splendor in the grass,
of glory in the flower, we will grieve not.
Rather find strength in what remains behind.

草原の輝き

ウイリアム・ワーズワース
翻訳:高瀬鎮夫(たかせしずお)

草原の輝き 花の栄光
再びそれは還(かえ)らずとも なげくなかれ
その奥に秘められたる力を見い出すべし

シカゴの夕焼け


コメント

  1. 当方が見た映画は、「アラモ」「草原の輝き」「ひまわり」ですが、今では、その感想を・・・と言われても印象・俳優の名前も曖昧に。このようなコメントを読むと、当時にタイムスリップすることができますね。

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  2. 僕は洋画が中心でしたが、映画にしても音楽にしても、その時代の自分に還ることが出来て懐かしいですね。他にも「太陽がいっぱい」「ブーベの恋人」「短くも美しく燃え」などの映画と映画音楽も忘れられないですね。

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