「大学一、二年生の頃の読書」

日記を書き始めたのは大学時代だと思いこんでいたが、いま原本を見てみると高校三年生の昭和三八年(一九六三年)一〇月からであった。

日記の一部には昭和三九年から四〇年にかけて、大学の一、二年生の頃に読んだ本の一部も記載しており、またそれらの中で感銘を受けた文章も書き写している。読んだ本の内容は下記の通りである。

『草枕』夏目漱石  『クロイツェル・ソナタ』トルストイ

『氷壁』井上靖  『挽歌』原田康子  

『ヴェルレーヌ詩集』ヴェルレーヌ

『星の王子さま』サン=テグジュペリ  

『大地』パール・バック

『風と共に去りぬ』マーガレット・ミッチェル 

『青年』森鴎外

『ロミオとジュリエット』シェークスピア 

『刺青』谷崎潤一郎『誰が為に鐘は鳴る』ヘミングウェイ

『斜陽』太宰治 『三四郎』夏目漱石

『たけくらべ』樋口一葉 『真理先生』武者小路実篤 

『愛の渇き』三島由紀夫

『アルト・ハイデルベルク』マイヤーフェルスター 

『ファビオラ』ワイズマン

『愛の無常について』亀井勝一郎 『二十四の瞳』壷井栄

『エセ―』モンテーニュ

『翌檜物語』井上靖 『暗夜行路』志賀直哉 

『足長おじさん』ウェブスター

『ハムレット』シェークスピア 『坊ちゃん』夏目漱石 

『赤と黒』スタンダール 『風立ちぬ』堀辰雄

『肉体の悪魔』レイモン・ラディゲ 『デミアン』ヘッセ 

『氷点』原田康子 『美しさと哀しみと』川端康成 

『青年』森鴎外 

『共産党宣言』『新労働と資本』『賃金 価格 利潤』

 カール・マルクス 『共産主義の諸原則』 エンゲルス

『国家』ラスキ 

キューケンホフ公園(オランダ)




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